皆様、こんにちは。
リタルダンドの千秋です。
子供の柔軟性
産後ヨガで色々な子達と接する機会があります。
最近は０歳児ちゃんの参加がないのが寂しいのですが、１歳を越えた子達が何人か通ってくれています。
私の子供も１歳１０ヶ月になり、毎日が失敗と成功の連続です。
我が子だけでなく、お客様のお子さんたちと接していると成長の速度が速くて驚かされます。
０歳の時はコロコロと転がって興味のあるおもちゃで遊んでいたのが１歳を過ぎ、だんだんと他のお友達と遊べるようになってきました。
産後ヨガに来ている１〜３歳の子ども達。
みんな個性がそれぞれで、お母さんべったりの子もいれば、どんどん自分の遊びたい所へ行ってしまう子も。
どっちが良いなんてことはなく、子供のペースで、好きなように過ごしてくれていて微笑ましい時間です。
心の切り替え
小さな子達を見ていると、大人になると失われてしまう力がたくさんあるんだと気付かされます。
現代の社会ではその力がとても大切なんじゃないかとも思いました。
それが忘れたり、切り替えたりする心の状態です。
３歳の子が産後ヨガの時間、たくさん遊んで、たくさん楽しい時間を過ごしました。
帰る時間になると「まだ帰らない！」と大泣き。
でも、フッと気持ちが切り替わって帰る支度をするとルンルンで帰っていくのです。
大泣きした後に、大きな笑顔が見られるのって、なかなか大人はできないなぁと感じます。
先日、マインドフルネスについての番組があり見ていると、
ストレスを多く受けている人は嫌な出来事を反復して考えてしまうこと、
そしてあの時ああすればよかった、ああ言えばよかった。
今度、そういう場面に出くわしたらこうしてやろう．．．
と今現在の事ではなく、過去の事を繰り返し考えたり、未来の事を想像して今を生きていない。
という事を言っていました。
今を生きる、今に意識を留める
ヨガでもその事は良く言われます。
心は起こってしまった過去を繰り返し思い出し、まだ起こってもいない未来を想像しては心配したり不安になったりする。
今を生きず、過去や未来を行ったり来たりしている状態だと。
だからヨガを行っている時には今現在の心の状態や体の状態、呼吸の状態へと意識を留める練習をします。
そうする事で心が右往左往せず、今に戻ってくる事が出来るからです。
今がなぜ大事なの？
マインドフルネスの番組ではなぜ過去や未来へ行ったり来たりしてはいけないのか？という事は論じられていませんでした。
ヨガを通して私が感じるのは、過去や未来の事を夢想している自分がその出来事に巻き込まれてしまって溺れている事に気がついていないと苦しくなる、苦しくなるとストレスが強くなると思います。
過去を思い出し、反省したり、その出来事から何かを学ぶ事は悪い事ではありませんし、
未来を想像して、こうなりたくないから、どんな事をして準備をしたら良いか？と思い馳せる事も悪い事ではありません。
ヨガの瞑想では心が過去に飛んだなら、飛んでいる今に気付きなさい。
心が未来の事を想像したなら、想像しているという今に気付きなさい。
心が過去へ行く事、未来へ行く事が良いとか悪いのではなく、その事に気付いている事が大切です。
過去や未来を考えすぎて、辛くならないように。
いつも心が穏やかで安らかであるには、その事に気付くのが大切だとヨガでは説かれています。
小さな子達はこれからたくさん嫌な事、楽しい事、たくさんの経験をしていきます。
ただ忘れて同じ事を繰り返しているわけではありませんが、
「気にしない〜」という軽く受け流す技術もやっぱり大切だなぁと感じたワンシーンでした。
大人になっても楽しい事ばかりではなく、辛くて嫌な事もたくさん、みんな平等に出会います。
辛いと思うか、そうでもないと思うかも自分次第ですね。
やっぱりヨガは良いものだと感じた時でした。
