抱っこレッスンシリーズ
- レッスン1“より高く・より近く”
- レッスン2“赤ちゃんの姿勢はM・C・W”
- レッスン3“密着感と圧迫感”
- レッスン4”抱っこ紐使って抱っこする”
【泣き止む・寝る・抱っこレッスン1】赤ちゃんはどこにいると軽く感じる?
【泣き止む・寝る・抱っこレッスン2】赤ちゃんの姿勢はM・C・W
【泣き止む・寝る・抱っこレッスン3】密着感と圧迫感で安心ぐっすり
妊娠している時はお腹の赤ちゃんのことに意識がいっぱい。
意外と妊娠中に出産後のことを想像するのは難しいことです。
私も1人目の妊娠中に、出産の事を想像したり調べたりしたことはあるけれど
産後の知識を身につけておくということはありませんでした。
産後、抱っこの大変さ、授乳の大変さを目の当たりにして
誰かもっと教えておいてよ〜と思ったものです。
授乳に関しては助産師さんに頼るのが一番です。
授乳姿勢のコツなんかはこのブログでもお伝えしていきたいなと思っています。
抱っこは大変
さて、抱っこで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
私も1人目の時は本当に大変で。
調べに調べましたがあまり良いインターネット記事はありませんでした。
日に日に重くなる息子の抱っこが大変で、自分の体の負担が心配になりました。
抱っこを研究しながらベビーラップという抱っこ紐を使い始めて
セラピスト&ヨガインストラクターの知識を使って抱っこを解剖生理学的に理解し出したのは
1人目が1歳になるぐらいの時です。
1歳ごろが重みも暴れたりもピークになるので、なんとか楽に効率的に体を使えないものか?と検証し始めました。
そのお陰で2人目、3人目は泣かない、よく寝る子供たちです。
親子ともに安心できる抱っこ
抱っこが上手にできるようになると、抱っこをする側の保育者の負担がとにかく減ります。
そして抱かれる赤ちゃんも安心して、安定してよく寝てくれるのです。
私の抱っこ紐講座に参加して下さったお客様たちも
全員が参加する時に手首や腰の痛みを感じていて、抱っこをしてあげたいけど肉体的に難しさを感じていました。
全員が痛みを感じていた事にもびっくりでしたが、その全員が受講後に痛みがなくなったと言って頂けた事にも驚きです。
抱っこをしても寝ない、泣き止まない…そんな抱っこで悩んでいる方は一度抱っこの仕方を知って頂きたいです。
より楽に抱っこをできるようになれば、保育者の負担は減って、より赤ちゃんにも優しくなれると思うんです。
少なくとも私は、体が疲弊している時や抱っこをしても泣き止まないし落ち着かない時は抱っこをしたくなかったし
抱っこで親子共に幸福感が得られるようになった今は抱っこが大切な親子の時間だと思えます。
3歳の娘は日常的に抱っこはしなくなりました。
それでも寂しくなって愛情を感じたい時は抱っこ紐を持ってきて、これで抱っこして欲しいと訴えてきます。
それだけ抱っこが安心できるものなのだと思います。
5歳の息子はもう抱っこをされると自由がなくなると思っているので、遊びで抱っこはしますが本気抱っこはありません。
もう彼には抱っこは必要が無くなって、これも成長だなと感じます。
高い位置で密着抱っこ
まず荷物を抱える時にどこで持つと軽く感じるでしょうか??
そしてどこで持つと重く感じるでしょうか??
抱っこをする赤ちゃんだけでなく、何かを持つ時は全て同じ法則です。
山登りをする人なんかは体感としてよく分かっているかもしれませんね!
正解は…
より高く、より近くです。
抱っこをしている自分にとってより高い位置で、そしてより近く密着させると軽く感じます。
逆に低い位置で、自分からより離れれば離れるほど重く感じるのです。
例えば…
スーパーで重たい米や牛乳などを購入して袋に入れたとします。
手で袋を持つのと、肘に引っ掛けるのと、肩にかけるのと、どれが一番軽く感じると思いますか?
重たい袋を自分から離して腕を前に伸ばしながら持つ事をしますか?
やっぱり荷物は自分の近くにあるはずだし、重い荷物の時は肩にかけるのではないでしょうか。
重たい袋であっても、赤ちゃんでも理論は同じです。
抱っこであってもおんぶであっても同じです。
赤ちゃんは袋に入れられないので抱っこ紐に入れますが、
できるだけ手抱っこでも、抱っこ紐でも高く、近くにセッティングしてみて下さい。
他にも抱っこのポイントはたくさんあるのだけれど、今日はここまでです。
少しずつポイントをお伝えしていきますね。