アロマ化粧水の作り方をご紹介して、「作ったよ」とか「簡単だった」「たくさん化粧水使えてよかった」とお声がけ頂けて、嬉しいです。今回はその化粧水の付け方のススメをお伝えしたいと思います。

自分の肌状態を知ること

皆さんは自分の肌がどんな状態かちゃんと見ていますか?「気になるけど怖くてみられない」というお客様もいらっしゃいました。ケアをするにはまず知ることが大事です。

私の肌状態

私は今40歳ですが、20年間手作りのアロマ化粧水を使っています。20代、30代、40代とだんだんと肌質も変わってきた気もします。特に妊娠出産を繰り返した30代後半から現在が「曲がり角来たな〜」という感じです。

20代始めは乾燥からくるニキビが大変でアロマ化粧水を作り始めたくらいです。その後、アロマの力を感じながらトラブルなしになり、現在は生きた年月には逆らえない程度に肌の衰えを感じるかな…という地点でしょうか。

鏡を見よう

皆さんの肌の歴史はどんな感じですか?大まかで良いので自分の肌と向き合ってみましょう。見たくないものに蓋を…ではなく、よく観察する事です。他人にとって良いことが、自分にとって良いことではありません。ですから、私のケアが全てではなくて、合う人には合うし、違うケアが良い人もいます。

自分の肌で一番気になるところはどこ?

鏡を見て、自分の肌で一番気になるところはどこですか?ほうれい線かもしれないし、額や目尻のシワかもしれないし、頬のシミかもしれないし、首の弛みかもしれません。

自分の一番気になる箇所をよーく見て、現状を知ることが大切です。ヨガと一緒です。自分自身をよく観察して、理解することがスタートです。でも気にし過ぎないこと、囚われない事も大切ですよ。

毎日の化粧水で乾燥ケア

化粧水で出来る事は乾燥ケアです。乾燥からくるトラブルには化粧水が大きな役割を果たしてくれます。ニキビやシワなど、さまざまなトラブルの根底に乾燥が潜んでいることが多いので年齢に関わらず化粧水のケアは大切だと思います。

毛穴の黒ずみトラブルはクレンジングと関わるケースが多い気がします。肌のたるみは表情筋が上手く使えていない、もしくは過度に使い過ぎている事もあるので、全てのトラブルが化粧水だけで解決するわけではありません。

コットンを使って、こまめにフェイスパック

私は手やスプレーで化粧水をはたくより、コットンを使った方が良いと感じています。

20代の元気な肌の時は手を使ったり、スプレーだけの時もありました。30代を超えてからは手でつける時とコットン利用時との差がハッキリするので今はコットン以外は考えられません。

化粧水の量を比較

コットンの時、手の時、スプレーの時。どのくらいの化粧水を使っているのか計ってみました。

コットン

コットンの時は7.3gほど浸しています。(私がいつも使うコットンにいつも通りに含ませました。)

ハンドプレス(手で化粧水をはたく)

手の時は1.0g(私の手の平にのせられる1回量。)

スプレー

スプレーは1.6gでした。
(顔がバシャバシャになるくらいスプレーを吹きかけた量。)

検証結果

化粧水の量はコットンの時がかなりの量を使用しています。手で利用する場合は何度も重ね付けしたり、部分部分に対してしっかり塗布していけばOKです。スプレーの場合、1.6g使うために10回以上はプッシュしています。きっと10回もプッシュしたら満足感が優って、つけた気になってしまう気がします。

手よりもコットンを勧める理由

化粧水の量は手でつける場合、回数を重ねれば問題ない事がわかります。それでもコットンが良いと思うのは、手での塗布は目尻やほうれい線、小鼻の周りなど細かい場所に手が届きにくいからです。

この細かいところにコットンをあてて吸水させたいのです。

コットンの使い方

コットンも使い方を知って、上手に使いましょう。オススメコットンもご紹介します。

無印良品・はがして使えるコットン

この4層にはがして使えるコットンが優秀過ぎます。1枚の状態で、まずは顔と首全体を塗布したあと4枚(面倒な時や時間がない時は2枚)に剥がして、乾燥が気になる部分にペタペタっと貼るのです。

この無印良品コットンのおかげでこまめなプチフェイシャルパックが朝晩で行えます。

大判タイプがオススメ

絶対に無印のコットンでなければならない訳ではありません。他社のコットンであれば2枚に割く事が可能です。出来るだけ大判のコットンを利用される事をオススメします。

面倒がらずに、コットンで拭き取ってペタペタ貼って、毎日こまめにフェイスパックをしてみて下さい。フェイスパックをしながら歯磨きしたり、ドライヤーをかけたりすれば簡単に出来るはずです。

水道水を含ませてから化粧水を含ませる

コットンの使い方ですが、化粧水だけを含ませず事前に水道水を含ませて、ぎゅっと絞っておきます。

このコットンの使い方は佐伯チズさんが提唱するやり方です。若い人は知っているかしら?私が20代前半の時によくメディアに出ていて、とても肌が綺麗な美容家の方でした。私も本を読んで、コットンを使う時は提唱されたやり方で行なっています。

このブログを書くために、佐伯チズさんを改めて検索してみました。そうだった、そうだったという感じで記憶が蘇ってきました。ローションパックは3分と書いてありました。すっかり忘れて、私はしていません。3分測るの大変じゃない?子供もいて、仕事もして、いろいろあると忘れちゃいますね。3分以上は良くないと書いてありますが、あまり気にし過ぎなくても良いかなと個人的には思います。毎日のことは大変じゃないが大切です。

自分に合った方法で楽しく毎日のケア

コットンが大変なら、もちろん手でも良いんですよ。スプレーで良いんですよ。毎日コットンを使うではなくて、使う日もあれば、使わない日もあるでも良いんです。でも乾燥が気になるなら、たっぷりの化粧水を肌に吸水させてあげる事は忘れずに。

肌は摩擦を嫌うからたっぷりの化粧水が必要

コットンにたっぷりの化粧水を含ませる事で肌への摩擦を減らします。
肌は摩擦をとにかく嫌うので、出来るだけそっと拭くようにコットンを動かして、まだ化粧水がしっかり含まれている状態でパックをしましょう。

まとめ

肌には水分が必要です。肌のトラブルが気になるなら、1にも2にも化粧水です。

とにかくたっぷり化粧水を惜しみなく使って欲しいのです。リタルダンドのフェイシャルにいらっしゃるお客様も肌が変わったなっと思った方にお伝えすると、

「言われた通りに安い化粧水で化粧水をドバドバ使って、化粧水パックをこまめにしてます。」

と実践されていました。

私は断然、化粧水は質より量です。手作りのアロマ化粧水であれば使用する精油の成分によって品質を変える事が可能です。精油の使い方はまた別にお伝えできたらなぁと思っています。

最後にもう一度…
毎日のスキンケアは無理をしない事です。自分のライフスタイル、自分の肌に合った事を楽しくなさって下さい。私は40代に入って首や額が気になるようになりました。だから化粧水パックの場所が頬や目だけではなくなりました。自分の今、気になる場所をこまめにパックしてあげると
肌も元気になってくれます。
肌が元気になると、気持ちも元気になると思います。