3人目を妊娠し、2022年2月に自宅で出産しました。3人目の出産体験記を綴ります。
毎回違う!妊娠出産と子育て
毎回妊娠は違うものですね!子育ても3人目にして初めてのこと…なんて事もたくさんあるので、子育ては1つじゃないな…なんて感じています。

つわりもメンタルも辛かった3人目
3人目の妊娠はとにかくしんどかったです。つわりも3人目にしてちょっと辛いものでした。お客様から聞いたひどいツワリの話に比べれば軽い方ではないかな?と思うのですが1人目、2人目に比べると”気持ち悪い”の連続でした。
妊娠初期のつわりが終わっても、疲れやすかったり、気持ちが沈んだりと10ヶ月を通してあまり良い時期はなかったな。と思います。何にも感じてなかった1人目の時とは雲泥の差です。
産後は今までで一番元気
でもなんでか出産後は3人目の後が1番元気なんです。1番妊娠期間中にダラダラ過ごしていたからかしら?1番体重のことを気にせずに、好きなものを食べ続けたからかしら?真相は分かりません。
体調はしんどかったけれど、その分、ストレスになりそうな体重管理は放棄していました。あまり体重計にのることもなく、”気にしない”を貫き通しました。最後の体重はすごい事になってましたが、産後3ヶ月の現在、今までと同じように体重は徐々に落ちてきています。
産後も体力が大事!とモリモリご飯を食べています。産後2ヶ月目にお会いした助産師さんには、もっと食べて良いと言われるくらい!!「かなり食べてますけど、まだ食べるんですか?」っと聞くくらいに。そのくらい産後、授乳をして赤ちゃんを育て、自分の体も回復させるのにエネルギーが必要だって事ですね。
妊娠・産後にはたんぱく質が大切
1人目の妊娠直前はヨガをしている影響でヨガの思想的に肉をあまり食べない生活をしていました。助産師さんにタンパク質をしっかり摂って、と言われても食べ慣れていないものが受けつけられなくて野菜中心の生活でした。そんなせいもあって、産後のガス欠っぷりがすごかったのを覚えています。
体力をつけるためにはしっかり食べて、しっかり寝ることだと実感しています。なので私はヨギーニでありながらも、今は子供を育てる身としてたっぷり肉や魚を摂取しています。
3人育児は圧倒的に大人の数が足りない!!と思うばかりですが、お兄ちゃん、お姉ちゃんのガヤガヤザワザワしたうるささのおかげで、3人目はいつもぐっすり寝てくれています。
大人の数が足りないと思うくらい大変なのですが、お世話で大変なのは3人目ではないのにびっくりです。3人目にはほとんど手がかからず、常に手がかかるのはお兄ちゃんとお姉ちゃんなのでした。
そんなこんなで3人育児は大変ではあるけれど平和だな。なんて思います。
3人目も自宅出産
長男長女の出産同様、さかもと助産所の坂本さんに出産をお願いしました。いつものように自宅リビングで出産しました。
やはり、助産院にお願いする出産は快適です。本当に心地よい妊娠中のサポートと出産ができました。往診もしてくれて、子供たちは診察中も大騒ぎです。

子供を抱えながらの出産は、本当に大変です。往診のシステムがある助産所は助かります。
午前8時から生理痛のような痛みから始まる出産
子供達に朝食を食べさせている最中、「あれ、お腹痛いかな?」という小さな痛みから始まりました。でもまだまだ小さな痛み。子供達を幼稚園へ送るためにも歩かなければです。幼稚園へ行くまでの2kgの道のりだけでは短いな…ということで午前中は2時間ほど散歩します。
お昼頃に少しずつ、陣痛感覚や痛みも強くなってきたけれど…まだまだ。だからお菓子を焼くことにしました。
本陣痛が始まる前に人参パウンドケーキを焼く
出産が終わった後に甘いものが食べたいな…なんて思ったので、焼くことに。人参・レーズン・胡桃が入ったケーキにチーズフロスティを載せて頂きます。美味しそうでしょう?頑張ったご褒美は必要です。

幼稚園から帰ってきた子供達も美味しそうに食べてくれました。

14時頃から急速に進む陣痛
色々と動きつつ、やっと本格的な陣痛の始まりです。2番目の出産の時と同じように、助産師の坂本さん(さかもと助産所)、柴さん(ここみ助産所)に来ていただき出産のサポートをしてもらいました。
なかなか進まない陣痛。2回目の出産の時にはお風呂に入って陣痛が進んだ…とのことで、今回もお風呂に浸かって緩めます。個人的には陣痛中にお風呂入りたくないなぁ…って毎回思うんですが、助産師さんたちに強くススメられて渋々入ってます。でも、ちゃんと陣痛が進むんですよね。流石、ベテラン助産師さんたちのアドバイスは的確です。

自宅分娩中の子供達
私が「うーん、うーん」唸りながら、痛みに耐えているのを2番目はじっと見ています。でも、邪魔しないように…と思うのか、お兄ちゃんと共に別室へ行きました。
私はホットストーンで体を温めつつ、なんとか3番目もこの世に送り出すことが出来てホッとしたのが21時。7時間ほどの出産でした。2番目より長かった…。

何度経験しても出産は大変ですね。でも痛みを忘れてしまうのも、凄いことだと思います。ずっと1番目のお兄ちゃんは私がちゃんと出産できるのか不安そうだけど、3番目が生まれてくる事が楽しみ!とも語っていました。
でも、いざ生まれてきて、「ほら、生まれたよ!」と言っても微妙な表情。どうしたの?と聞くと、「小さすぎて遊べない…」って。
妹と同じように、遊び相手になると思っていたみたい。一緒に遊べるまで、あと2年は待ってね。
毎度おなじみの、誠子先生も1番に駆けつけてくれます。本当に毎回、幸せな時間です。

友人たちも、すぐに来て大宴会。大人はパズルゲームで楽しみました。私も、このいつもの感じがとても心地よいのです。

出産後は助産院に入院
今回の出産も自宅分娩でしたが、産後は2泊3日で入院します。さかもと助産所のお食事で英気を養いました。









どれも本当に美味しくて、子供はもう産みたくないけど、助産所には入院しに行きたい…。それぐらい美味しくて、栄養満点の食事とケアをして頂けました。

子供達も毎日お見舞いに来てくれました。助産所には本やおもちゃもたくさんあるので、小さな子供達もリラックスして過ごせます。

きっと優しい空気に包まれた空間なんでしょうね。3回目の出産も家族や友人たちに囲まれて、心地よく出産する事ができました。
今はいろいろな出産方法を選べます。妊娠した女性たちは出産に向けて不安もたくさんあると思います。出産だけでなく子育てもですが、1人で悩まず、色々な人の助けを借りながら産み育てていける環境があると良いなと思います。
心地よい出産とは?
私はマタニティアロマやマタニティヨガで妊婦さんのサポートもしていますが、出産や子育てに向けて準備をするという時間も大切だと伝えています。ママの健康あっての出産や子育てです。準備をしながら心や体を育んでもらいたいと思っています。
私たちの社会は子供を産むという行為だけでも様々な選択肢があります。私は3回の出産を自宅でするという選択をしました。私にとっては良い選択で良い経験です。でも全ての人に良いというわけではありません。色々な選択肢がある中、「私はどんな環境で産みたいのか?」よく考えて、出産方法を選んでもらえたらともいます。最近は無痛分娩を選ぶ方が多いですが、もちろん無痛が良ければ無痛で良いと思います。
なかなか選択肢に上がってこない自宅分娩だと思いますが、私の拙い文章での体験紀ですが、こういうお産もあるんだな…と思ってもらえたら嬉しいです。