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スリングの抱っこの仕方解説と妊娠中の抱っこ

2019/08/19

せっかく快適に抱っこができる抱っこ紐があっても
使い方を間違えると、全く快適に抱っこができない抱っこ紐になってしまいます。
特にスリングは丁寧に布を引き締めてあげる必要があります。
そんなスリングの抱っこのコツ、布の引き締めのコツをお伝えします。

妊娠中でも上の子の抱っこ

今回、第二子を妊娠したわけですが、上の子はまだ2才です。
と言っても妊娠中はほぼ1才。
まだまだ抱っこが必要な時期です。
お腹が大きくても抱っこしなくてはいけなくて、
手での抱っこは私の身体に負担がすごくかかります。

体に負担が出来るだけかからない抱っこ紐を活用するようにしています。
私は布を使った抱っこが自分の身体に一番負担がかからないので愛用しているのですが、
中でもスリングは歩いたり、抱っこしたりする幼児の抱っこに一番使いやすいように思います。

スリングの巻き方

私が使うリングスリングはディディモスのスリングです。
片方に2つのリングがあり、布が1枚、そのリングに巻き付けられているものです。

1.スリングを自分に巻く

まずはリングを右肩に引っ掛けて、残りの布の束でギャザーを作るようにしながら左手で握ります。

そして2つのリングの穴に通してから、2つのリングの間に布を差し込みます。

大事なのは布がよれたり、ぐちゃぐちゃになっていない事です。
丁寧にリング近くの布のギャザーを整えます。

そして①リングは肩の上のあたりにセッティングします。
子供を入れる時に、リングは下に下がってきてしまうので、
出来るだけ上にセッティングしておいた方が良いです。

②子供を入れる部分の空間を広げます。
広げ過ぎると、布がグチャッとしやすくなるので
子供の脚とお尻が入るくらいのスペースを広げておきます。

2.子供をスリングの中に入れます

子供を自分の肩に乗せて、足を布に通すようにします。

子供の足を自分のお腹に巻きつけるように開脚させて、
布の束を子供の膝から膝へ通すようにします。
この膝から膝というのが大事です!

そして上側の布(トップレール)を引き上げていきます。
まだ歩けないくらいの赤ちゃんだと首まで。
我が家の子供は大きいので両脇の下あたりまで布を引き上げて、
腕が出ている状態を好みます。
写真でも分かるように、布を引き上げていくと子供も動いたりするので、
下の布(ボトムレール)が膝から膝ではなくなって、太ももの中間に位置しています。
そうすると安定感が悪くなるので、トップレールを引き上げてから、
ボトムレールをもう一度、膝から膝にかかるように、
そして、お尻の下の布を子供のおへそ辺りまで引き上げるようにしてヒップシートを安定させます。

3. 布を引き締める

リングの位置が段々と下がってきてしまったら、片方の手で子供のお尻を支えながら持ち上げて、
布全体とリングの位置が鎖骨や脇のあたりになるように調整しておくと心地よい抱っこの高さになると思います。
そして、もう一度、ボトムレールが膝から膝に引っかかっているか確認します。
膝から膝へと渡っていると、お尻が膝よりも低い位置になります。

このままだと緩い状態なので、布を引き締めてフィットさせます。
トップレールの余分な布をリングの方へたぐらせていき、テール部分を矢印方向へ引きます。

さらに、トップテールを子供の首方向へと引き締めるとギュッと安定した状態になります。
この布を引く方向を間違えると、全く安定感のない状態になるので、
布の方向を見極めるのがコツです。

次にボトムレールを矢印方向へギュッと引きしぼります。

トップレールとボトムレールが安定したら、
中間部分を2、3パーツに分けて矢印方向へと引くようにします。

より快適になるために

背中部分の布を広げてあげると体圧分散されるので、
子供の体重が肩に食い込んだりせず、ラクに抱っこができます。

私のスリングはちょっと長めのものを使っているので
背の低い私が使うとテールがダラダラとしてしまいます。
なのでリングに一巻き。
(私のスリングはおんぶも出来るように、
ディディモスのサイズ2の布を淳平先生が仕立て直ししています。
私はお裁縫ができません。普通のスリングはもっと短いです。)

そして子供の姿勢がとっても大切です。
背骨はCの字に。

脚からお尻でMの字に。
そして私の口が子供の額くらいの高さになっているとお互いに快適です。

文章に起こしてみると、なんて面倒臭いの?と思うかもしれませんが、
慣れてしまうとあっという間にできてしまいます。
最近、言葉でのコミュニケーションが取れるようになってきた子供も、
「抱っこ、気持ちいい!」と言うので嬉しくなっちゃいますね。
新生児から幼児まで活躍してくれる抱っこ紐のリングスリング。とってもおススメです。

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