主人の学会が始まりホテルに取り残される私は一人きり。せっかくなので2泊3日の小旅行へ行きました。

メラーノ&ボルツァーノへショートトリップ

私はイタリアよりドイツとかオーストリアが好きです。大学でもドイツ語を第二外国語で学んでいました。せっかく近くまできているのだからドイツ語圏へ行きたい気持ちが高まります。

スイスだと両替が必要で、オーストリアのインスブルックまでは時間がかなりかかる…。なんてお客様にお話していたら、メラーノ&ボルツァーノをオススメして頂きました。

コモからメラーノとボルツァーノまで電車移動

メラーノとボルツァーノはイタリアとオーストリアの国境の街で、今はイタリア領です。領地を取り合っていたたらしく、イタリア語とドイツ語が公用語です。南チロル地方でドイツ人にとっての避暑地として有名な場所らしいです。

まずはコモからメラーノを目指します。乗り換えが面倒なのだけど、まずはミラノへ向かいます。そして特急列車に乗り換えヴェローナへ。ヴェローナは『ロミオとジュリエット』の舞台と言われている場所です。立ち寄ることもできたけれど、駅から街の中心まで離れているので今回はスルーしました。ヴェローナからボルツァーノ行きに乗り、更にそこからローカル線に乗り換えてやっと到着です。

車窓から見える風景はぶどう畑にアルプスの山脈。イタリアワインを支えている土地なようです。コモから4時間半くらいかかります。

とっても小さな街だからひたすら歩きます。アルプスの麓で寒いのかなぁなんて思っていたけど暑い!
持って来たジャケットはまったく使いませんでした。

川が流れてその川沿いには道が…みんな、ここでのんびり日向ぼっこ&お散歩を楽しんでます。自然を楽しむ文化がとてもいいなと思います。

街を一通り歩いてもそんなに買うものもないし、ちっちゃい?山の散歩道を発見!

歩いていると、とてつもなく良い香りがしてきました!
どこ?どこ?と匂いのする方を見つけると金木犀みたいなお花が!!

空気がきれいな場所でこの香りは私の脳をノックアウトします。他にも色々なお花が咲いていて歩いているだけで楽しいです!斜面には一面ぶどう畑も。

歩き疲れてクタクタです。今宵のお宿はユースホステル・1泊24.50ユーロの宿です。ヨーロッパのユースホステルはキレイで過ごしやすい所が多いようです。以前、ミュンヘンに行った時もとても良いユースホステルでした。

でもパリはダメでした。パリではすぐ引き払ってホテルに移動したくらいなので場所によるのでしょう。パリの大部屋で落ち着かない思いをしてからはユースでも個室のある所が良いと思ってます。メラーノのユースはシングルルームがあるのでここを予約しました。夕飯は疲れからか胃の調子が良くなくてスーパーでヨーグルトを一つ購入。もちろん買ってもスプーンとかつかないのでホテルで貸してもらいました。

bath roomもキレイでシャワーも熱いお湯がたっぷりです。

なかなか快適に過ごして…と言ってもただ寝ただけですが、朝食もドイツ系のブロートヒェン(Brötchen)にシリアル・ヨーグルト・チーズ・コーヒー。でも安いユースだからハムなし。ドイツ系朝食にハムなしかぁ。ちょっと寂しい。

ブロートヒェンがとても好きなので日本にもあるといいのに…と思いながら、ドイツならではの朝食を堪能します。ドイツ系の宿で出る一口サイズのクリームチーズもすっごく美味しいんです。日本で食べるのとは少し違うんですが、何が違うのだろう?B&Bの宿でもユースでもホテルに泊まっても、だいたいチーズとブロートヒェンが出されます。きっとドイツ人定番の朝食です!