日帰り車で伊勢参り
毎年恒例にしている伊勢参りに今年も行って参りました。皆さんはお伊勢さんへ行かれたことはありますか?関西方面ご出身の方は学校行事で行くみたいですね。
私は初めてお参りしたのは4年前。お店を始める前だったのとすこぶる悪い気が溜まっているような気がしていた時。他の神社とはまた違う空気感に包まれたお伊勢さんに気持ちがとってもスッキリしたのを覚えてます。
今年は大輔先生と主人と3人で行ってきました。誠子先生は急だったので参加できず…残念。いつもは新幹線で行くのですが大輔先生が車を出してくれました。長時間の車中、ずっと大輔先生とお話をしてこの人は本当にヨガが大好きなんだなぁと改めて実感です。
まずは外宮から参拝
長時間の運転でやっと伊勢に参拝です。手水で手と口を清めてからです。

伊勢神宮のあたりは伊勢神宮しかないので、これが他の都内の神社との違いかなと思います。木々に囲まれた厳かな雰囲気です。冬の寒い空気に包まれると身も心もシャキッとした気分になれます。

まずは外宮から参拝。豊受大神宮が祭られている場所で衣食住の恵みを与えて下さる産業の神様です。去年ここで、無事にお家が購入できて建てられますように…とお祈りしたのでお礼をお伝えしてきました。
足りている事を知る:サントーシャ
今の日本は飽食の時代で手に入れられない物がないくらいに物に溢れてしまっています。私としては「足りていることを知り」(ヨガの言葉ではサントーシャ)物を大事にして暮らしていきたいなと感じながら参拝しました。
水が全てを流してくれる浄化の場所
続いて内宮へ。内宮へ行く参拝する時、五十鈴川を渡ります。私はこの川が近くに流れているのもとても良いなぁと思うのです。嫌なこと、悪いこと。水は全てを流してくれるような気になります。だから雨の日のヨガも好きなんです。

参拝した日は新月だったから?参拝のお客さん達は平日でもとっても多かったです。内宮は天照大神が祭られている場所で、天に向かって伸びていく木々の合間から降り注ぐ光がとっても綺麗でした。

お祓いと祈祷で心のサトカルマ(浄化)
内宮で厄払いと商売祈願をしてもらいました。最近『お坊さんが教える「悟り」入門』(著:長谷川俊道)という本を読んでいます。
ヨガでも仏教でも「執着しない」
ヨガは仏教とも関わりが深いので仏教の教えを学ぶことはとてもヨガに通じる所があるのですが、ヨガでも仏教でも「執着しない」というのがキーワードになります。「執着=我」であり、こだわりを捨てると言うことなのです。
こだわりの癖を知るための瞑想やヨガ
ヨガのクラスの時に瞑想をしますが何故瞑想をするのか、仏教では何故座禅を組むのか。自分自身の考え方の癖や感覚を見つめることで何にこだわりがあるのかを確認するのです。自分のことを知っているようで実はあまり知らない。だから瞑想や座禅で頭の中を整理して何に執着をしているのか知るのです。
知らなければこだわりを捨てることもできません。ヨガがエクササイズと違うのは体だけのものではないからです。体=心なので体ができてないと瞑想もうまくはできないんですけれど… それはまた別のお話ですね。
そしてこの本に書かれていたのは神社のご神体は鏡が祀られていることが多いそうです。そしてこの鏡と言う文字をひらがなにすると「かがみ」。が(我)を抜くと「かみ(神)」になる。
神道でも我からできるだけ離れましょうということのようです。と言うことを読んでいたので御饌殿に入って一番最初にチェックしたのは「鏡」が祀られているか!?もちろんありました。
久しぶりの畳の上での正座。「正座だと自然とバジュラアーサナになっちゃうよねぇ」と大輔先生と意気投合。結局、何でもヨガに結びつけてしまうヨガインストラクター達のご祈祷旅行でした。

伊勢神宮の自然
伊勢神宮内の木は本当に立派。壮大すぎてカメラにももちろん収まりきらず。この自然の美しさを感じるだけでも毎年来て良かったなぁと思います。

離欲と無執着というヨガの教えに通ずるもの
執着しない=我の為ではなく他のために。ヨガでも仏教でも神道でも教えは一緒です。
参拝する時は自分の幸せではなく世界全体の幸せを願いましょうと初めて伊勢参りに来た時にお話をした神子さんに言われました。最初に聞いた時はヨガを深く知っていなかったので「?」という気持ちでしたが毎年、来る度に神子さんが仰っていた事が少しずつ理解できるようになってきた気がします。周りの人が幸せになれば自ずと自分も幸せになるんだよ。ってね。
2016年の参拝旅行記:厄除けで行く伊勢神宮参拝旅行|早朝参拝とおかげ横丁めぐり