2019年8月下旬に第2子を出産してから1年と少しが経ちました。出産後1ヶ月からマッサージのお仕事は再開していましたが、子育て中心で休みがちにお仕事をしておりました。
1年経過したので産休気分を改めて、マッサージの技術やお店の諸業務もう少し力を入れて行なっていきたいと思っております。
リタルダンドをご利用頂くお客様にマタニティーのお客様も多くいらっしゃり、たくさんの出産体験を伺うのですが、本当にそれぞれのエピソードがおありだなと感じます。
何が起こるか分からない…そんな大変なお産の状況下で安全を第一に適切に判断を下していく助産師さんや産科のお医者様達は本当に凄い仕事だと実感します。今回は2回目の自宅出産について綴ります。
第2子出産も自宅のリビングで出産
第1子に引き続き、私は今回も自宅出産で産むことにしました。前回同様、東久留米にあるさかもと助産所の坂本さんにお願いしました。
第2子以降の定期検診は往診が助かる
8月出産予定の第2子。「今回本当に助産所にお願いして良かった!」と思ったのは往診をしてくれる事です。
もう暑くて、暑くて。そして2歳の子供を連れながらの検診は妊婦にとって大変なんです。助産院では往診も対応してくれるので、炎天下の中で小さな子供を抱えながら移動しなくて済むのは大変ありがたい事でした。
臨月から出産直前まで
天体から読み解く出産日
38週に入るあたりまでお仕事しつつ、いつ生まれるかなぁと待つ日々。前回の出産体験紀にも書いたのですが子供のバースチャート(出生時の天体位置)と親のバースチャートの関連性を感じている私は獅子座の間には生まれないと踏んでいました。
私は獅子座と関係が全くなく、獅子座の次に来る乙女座は関連度がかなり高いです。乙女座は私の月星座。だから乙女座になってから生まれるな…となんとなく思っていました。
太陽星座が移動するのは各月の20日前後ですが、この年の太陽のイングレス(運行)は8/23 19:02に獅子座から乙女座へ移動です。それまでは生まれないかなぁ…とか思いつつも大きなお腹にウンザリ。早く産みたい気持ちは日に日に大きくなります。
陣痛ジンクス 映画館へ行く
映画館に行くと産気づいたりするよ。と聞いたりしていたのでユナイテッド・シネマ豊島園の抱っこdeシネマという子連れOKの映画館で映画を見たりしました。
この抱っこdeシネマって小さな赤ちゃんと一緒に映画館へ行けるのでファミリーにオススメです。

妊婦は出産直前までしっかり動く&歩くが基本
もちろん、産休に入ってからは出来る限り歩くようにして、お散歩の合間の公園で赤ちゃんの体勢を整えてあげる四つ這い運動なんかもしていました。今、思い返しても臨月のお腹は重たいです。

マッサージで血行促進と冷え対策
下半身が夏でも冷えないようにホットストーンを使ってマッサージをしたり。タルダンドではマタニィアロママッサージもコースにありますが、妊婦さんのトリートメントはとても良いです。
足はむくみやすくなってますし、お腹が重いので背中は張りますから。特にお医者様から注意を受けていなければセルフケアをしても大丈夫です。脚は少し強めに刺激してもOK。(でも気持ち良い位の圧にしてくださいね。)
いつ産まれてもいい正産期であれば何の精油を使ってもOKです。自分自身が気持ち良いと思う香りを使って下さい。


出産直前の精油(エッセンシャルオイル)の選び方
何の精油でもOKと書きましたが、あんまり刺激の強い精油はNGです。アロマ環境協会で試験範囲に出る一般的な30種を目安にして下さい。
ウィンターグリーンとかヒソップとか毒性の高いものはバツ!というよりこんな精油、ふつうのアロマショップで販売されてないので大丈夫だと思うのですが、念のため注記させて頂きます。
妊娠中の精油選びは妊婦さんのアロマテラピーのページを参考にしてくださいね。
出産当日
天体に導かれた陣痛開始
そしてやってきた8/23 太陽のイングレス。来ました!陣痛が!!
時刻は8/23 21時過ぎです。2歳の息子のトイレに付き合って、息子が便座の上で「うん、うん」言っている時。
あっ、お腹がちょっと痛いな。生理が始まりそうな痛み。そんな痛みから始まりました。21:10まで夫はヨガクラスの担当だから帰ってくるのはもう少し先だなぁ。なんて考えてました。とりあえず助産院に陣痛っぽいことを連絡します。
陣痛が始まったら、まずスーパーへ買い出しへ
生まれるのは夜中になるだろうから、まずは息子を寝かしつけます。本格的な陣痛がすぐに始まるわけではありません。近くのスーパーへハーゲンダッツでも食べようと買いに出かけました。お茶やジュース、アイスなんかを買ってこれからくる出産という大仕事の前にパワーをつけます。
マタニティヨガでもお伝えしていますが、陣痛が始まってすぐに赤ちゃんが出てくるなんてことはありません。気持ちを落ち着けるためにも、陣痛を促進させるためにも、始まったかな?と思ったら、近くのコンビニやスーパーへ行ってお買い物をするのがオススメです。
陣痛中も動く・歩くが大事 体を垂直に保つこと
陣痛が始まって横になってゆっくりしていると陣痛は進みません。とにかく立って、歩いて、動く。こんなことをしていると本格的な陣痛が始まります。
そして、だんだん短くなってくる陣痛間隔。痛い時も出来るだけ座ったり、立ったり。横にならないように意識します。

陣痛中もリラクゼーションを大切に
焦っても仕方ないのでフットバスでもしますか…と夫が準備してくれます。足首を緩めておきたいですから妊婦さんのフットバスはすごくオススメしています。
フットバスをしながら足先を温めて、ホットストーンを鼠蹊部へ当てています。温めてあげるとお腹の赤ちゃんも心地よいようでグルグル回り始めます。

自宅出産なので助産師さんへコール
23時頃、陣痛間隔が短くなってくるのでもう一度助産院へ電話します。電話している時はまだまだ余裕な痛み。なので坂本さんが一度訪問した方が良いか聞いてくれたのですが、うーん大丈夫かな?と思いつつも、少し悩んで、やっぱり来てくださいとお願いしました。
お願いして正解でした。坂本さんが来てくれる30分ほどの間でかなり痛くなってきます。陣痛が進む時はグッと進みます。これ、良い兆候!
お産は2人の助産師さん体制でケアしてくれるので、坂本さんも状況をみて、すぐにヘルプの助産師さん・柴さんを呼んでくれました。
引き潮でも生まれる?
あれ?なんかすぐ産まれちゃうのかしら?と思ったの…ですが…。そんな簡単には行かないのです。
痛いし、暑いし、夫の淳平先生は明日朝8:20からアシュタンガヨガのクラスあるしなー、その前に産みたいなー、でも今のタイミングって引き潮じゃん。とか考えちゃうんですよね。(引き潮より満ち潮の方が生まれやすいって一般的には言われてます。)結果的に第2子は引き潮で生まれました。
日付が変わって2時ごろ、私、結構痛みを耐えたはず。だから改めて子宮口を見てもらうと、坂本さんが「あっ、閉じちゃった」って言われたときの絶望感。「もう、私のこの数時間の頑張りってなんだったの!」と痛みにげんなりします。出産ってやっぱり一筋縄ではいかないのですよね。

温かいお風呂で広がる子宮口
破水をしていなかったので「お風呂に入ったら?」とアドバイスを受けて夫が準備してくれます。お湯の中で痛みを逃して、そしてついに出てくる瞬間が3時過ぎでした。
短かろうが長かろうが、出産は大変
合計4時間ほどの時間でしたが、やっぱり長く感じます。第1子に比べれば短いし、ほかの長くかかっているお母さん達からすると4時間じゃんって感じだと思うんですが、やっぱりお産って大変です。私より短い時間の人だって、長い人だって、長かった…と思うのではないでしょうか。
自宅出産中の第1子の様子
自宅出産中の息子がどうしていたかというと、ずっと寝てました。そして生まれる!っていう瞬間に起きて駆け寄ってきました。別に心配して駆け寄るとかじゃないです。
どうして明け方のあんな時間に起きたのかは分かりませんが、何かを察知して起きたのかもしれません。
後産を見守る第1子
後産の間、息子はずっと見てました。私の股から胎盤などが排出される様を。
第2子のへその緒が赤ちゃんの首に巻きついていたので少し出てくるのに時間がかかったそうです。最後に時間がかかると出血が増えるそうですが、そんなドバドバっと出てくるグロテスクな胎盤&血液を2歳の息子は何も気にせず見ていました。怖くないもんなんですね。

出産中に出血量が多い場合があるから貧血対策が大事
私の第2子出産はすごく出血が多いものでした。出血が少ないかもしれないし、多くなるかもしれない。だから妊娠期間中に血液検査をして貧血ではないか確認します。
妊娠中に貧血になる人は多いですが、気をつけて鉄分の多い食材を採ったり、鉄剤を飲んだりしながら、もしもの出血に備えて下さいね。
私が鉄分補給におすすめしているのはレバコール。これは助産師の坂本さんおすすめ商品です。
サプリメントはヘルシーワンの鉄剤を愛飲してました。1日2錠飲むと十分な量だと思います。
更に鉄玉子を使って、鉄分補給もしていました。サプリメント摂りたくない人は絶対に使った方が良い商品だと思います。私はこのシーサーが可愛くて気に入ってます。卵形とか他のキャラクターもたくさん出ているので、お好みに合ったものを選んで下さい。1つ買えば永久に使えるのがいいですね!
こんな感じで、2回目の妊娠中は鉄分補給をしっかりしていました。実際に今回の出産は出血量がかなり多かったらしく、備えておいて良かったと実感します。(夫曰く、タライいっぱいの血液だったと…)1人目の出産後は貧血でヘロヘロでしたから血液って大事だなと感じます。特に母乳育児をしたい方は妊娠中の鉄分補給は大事にして下さいね!母乳は血液です。
こんな感じで2回目の自宅出産が終わりました。今回も無事に家族に見守られて産めたことに本当に感謝です。

やっぱり良いよ、マタニティヨガ
出産って大変です。どんな出産だって大変です。大変だから同情して欲しいとか、労わって欲しいとかそういうことを伝えたい訳ではないんです。(家族からの労りは大切です!)
出産ってやっぱりリスクもあって命懸けで臨むものです!だからこそ生むことの知識を備えて欲しいなと思います。変に恐れる必要もないのだけれど、全くの無知ではいけないと思います。
出産の時にどんな態勢をとっていると心地よく過ごせるのか、どんな呼吸をしてあげると良いのか、どんな声を出すと良いのか、どんな風に痛みとリラックスを共存させるのか。
事前に知っておくと良いことってたくさんあるのだけれど、残念ながら知っている人は少ないです。
リタルダンドのマタニティヨガに参加される妊婦さんたちも初産の方だけでなく、第2子、第3子出産予定の方もいらっしゃいます。でも、出産のテクニックについてお伝えするとどの方も「初めて知りました」という事ばかりのようです。
マタニティヨガで体の準備だけでなく、出産の心の準備もして欲しいなと思います。
Youtubeでマタニティヨガ
少しずつですが出産に必要なテクニックをお伝えする動画をアップしていっています。住んでいる地域にマタニティヨガのレッスンがない方やお仕事で忙しい方に参考にして頂けたら嬉しいです。
リタルダンドでマタニティヨガ
対面でのリアルなレッスンでは動画では伝えきれないことをたくさん伝えられるレッスンです。特にリストラティブヨガというYoutubeで伝えるのは難しい妊婦さんにとってのリラックスを大切にしたポーズで体を休めて頂けます。体が大きく変化する妊婦さんにとって、体の動かし方や体の休め方を学ぶ機会になるはずです。
