大同電鍋は「煮る・炊く・蒸す・温める」を得意とする調理器具。スイッチ1つの単純構造の電鍋は3人子育て真っ只中の我が家で活躍中です。特に”煮込む”は煮ている間にお出かけしたり、お風呂に入ったりできて料理から目を離せるのがとっても便利です。テラスで採れたバジルを使って夏野菜と鶏のトマト煮を作ります。

材料

  • 季節の野菜 適量
  • 鶏もも肉 2枚(余分な水分を拭き取り、余分な脂を切り取って処理し、肉の重さに対して1%の塩を振っておく)
  • ニンニク 1カケ(スライス)
  • トマト缶 1缶
  • トマトジュース 適量(200ml程度)
  • 白ワイン 50ml程
  • 固形ブイヨン 1個 or 玉ねぎ麹 大さじ2〜3
  • お好みのハーブ(ローリエ、バジル)
  • 塩コショウ 適量

季節の野菜と切り方

野菜は季節の野菜が良いです。手に入りやすい食材が作りやすいです。

今回は玉ねぎ、人参、ズッキーニを角切りにして、更に冷凍保存しておいた、しめじを入れています。冬なら大根やカブも美味しいでしょうし、ほうれん草や小松菜も良いと思います。トマトはどんな野菜も丸め込んでくれるような懐の深さがありますね。

スライスでも良いし、半月切りでも良いです。自分の好みの切り方をするのがストレスにならなくて良いと思います。ただ、切った時のサイズは合わせた方が良いかな。

ブイヨンは必要?

ブイヨンもしくは玉ねぎ麹は入れてもいいし、入れなくてもいいかなと思います。コクが強いのが好きなら入れれば良いし、あっさりが好きなら野菜とお肉の旨みだけでOKだと思います。

ブイヨンも固形ブイヨンがあったり、洋風だしパックなど色々あります。お好みに合わせて使われると良いと思います。

我が家は大人だけの時はあまりブイヨンは使いませんでした。子供はハッキリした味を好むので、子供向けにする時には使っています。玉ねぎ麹は固形ブイヨンに味が似ていて、無添加で優しいお味になると思います。

発酵調味料・玉ねぎ麹を大同電鍋で仕込む方法|瓶の煮沸から完成までの記事では玉ねぎ麹の作り方をご紹介しています。気になる方はチェックしてください。とっても簡単です。

トマトに合うハーブ

トマトは何のハーブでもよく合います。一般的で手に入りやすいものなら何でも良いです。

ハーブを入れるとお肉の臭みが消えますし、風味も増します。食欲も増進してくれますし、消化を助けてくれるハーブもあります。ちょっと入れるだけで、グッと美味しくなるのでハーブを使うことは魔法使いになる気持ちです。

今回はテラスでバジルがよく育っていたのでバジルをたっぷり入れています。バジルのない季節だったらローズマリーとかセージ、タイムも良いですね。

フレッシュハーブでもドライハーブでも使いやすい方で良いと思います。フレッシュの方が香りが爽やかですし、立ちやすいです。でもドライが劣るわけではありません。

お料理が得意でない人はドライからトライしても良いと思いますし、思い切ってフレッシュを使って、香りがウワッと立ち上がる心地よさを感じて料理の楽しさや、香りの良さを知って貰えたら私としては嬉しいです。

バジル

バジルの香りは食欲増進、胃腸の活性化に効果的です。
心身に対しての強壮作用があるので、エネルギーを与えてくれる香りです。
イタリア料理ではスイートバジル、東南アジアではホーリーバジルがよく使われます。
双子座の人と相性の良いハーブです。

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ローズマリー

1年通して常緑のハーブです。
いつでも使えて、パワーのあるハーブです。
消化機能を高め、食材の保存性も高めるので料理でよく使われます。
バジル同様にエネルギーを与えるハーブです。
ジャガイモ料理、肉料理との相性抜群です。
牡羊座の人と相性の良いハーブです。

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ローリエ

消化の促進作用や弱った胃を助けてくれる働きがあります。煮込み料理では大抵使います。ローリエは最初に揃えるハーブ第1位だと思います。

ローリエ(フランス語)の別名は月桂樹です。ローリエは一般的にドライで使います。私はローリエを育てているのでフレッシュも手に入りますが、ドライを使います。ドライの方が煮込んだ時に苦味が出にくいそうです。ローリエと12星座…思い浮かびません。ごめんなさい。

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作り方

フライパンにオリーブオイルを入れて熱します。しっかりと熱くなったら、鶏もも肉を皮目から入れて焼き色をつけ両面焼きましょう。最後は電鍋で煮込むので、表面だけしっかり焼ければ大丈夫。

ある程度、鶏肉に火が通ったら、フライパンの端でニンニクも加えて火を通しておきましょう。ニンニクを最初に焼く人もいますが、ニンニクはこげやすいので私は後入派です。

お肉とニンニクを電鍋の内鍋へ入れます。

空いたフライパンに野菜を入れて、塩をひとつまみ加えて炒めます。余裕があれば、玉ねぎと塩ひとつまみ入れて炒めて、人参と塩ひとつまみ入れて炒めて、ズッキーニと塩ひとつまみ入れて炒めて、きのこと塩ひとつまみ入れて炒めます。野菜プラス塩ちょっとをセットに入れて炒めるのも旨みが増します。面倒なら、ざっと入れれば良いんです。

野菜がしんなりしてきたら、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。更にトマト缶とトマトジュース、ブイヨンもしくは玉ねぎ麹を入れて、鍋にこびり付いた旨みをしっかり溶かし込みましょう。

お肉とニンニクの入った内鍋に野菜の入ったフライパンの中身を全て入れましょう。ローリエやバジルなどのハーブ、塩胡椒も入れて、かるく混ぜます。

大同電鍋の外鍋に1/2〜1カップの水を入れ、内鍋を入れてセットします。

保温に変わってから40〜60分以上保温しましょう。保温時間が長いと中の水分が外鍋へと移り、煮詰まります。

最後に味見をして、味が足りないようなら塩胡椒を足します。

器に盛り付けて完成です。バジルは生で食べても美味しいハーブなので、見た目も良いので一緒に盛り付けます。今回はクスクスとレモンを添えて一緒に頂きます。

大同電鍋の煮込み

大同電鍋は水をどの位入れたから何分と明確に分かるわけではありません。内鍋に入れる分量でも加熱時間が変わるので、なんとな〜く作る感じです。この緩いのが好きな人もいれば、難しいと感じる人もいるでしょう。

使い続けて、こんなもんかな?という感覚が私としては好きです。あんまり難しく考えず、とにかく鍋に入れてスイッチオンでも良いじゃん。が成立する感じです。料理はキチッと行う良さもあるけれど、アバウトなのも良いと思うんです。塩気も好みはそれぞれですし、食べる人の家族構成でも必要な味付けは違うと思います。考え込まずに、美味しくできれば最高ですね。

とにかくスイッチ1つで安全に保温ができるのは子育て中にはありがたい機能です。手軽に煮込んで美味しくなる、魔法の鍋ですね。