「煮る・炊く・蒸す・温める」ができる大同電鍋は保温機能を使って低温調理も可能です。たったスイッチ1つの超単純な電気鍋なのに多彩な調理が可能って凄いなって思います。今回はお店のテラスで取れたローズマリーも使って砂肝のコンフィを作ります。
コンフィってどんな料理?
コンフィはフランス料理の調理法です。ひたひたのオイルで肉や魚を覆い、低温で加熱してじっくりと火を通します。低温で長時間加熱することで食材の水分が飛びにくく、素材の中に水分を多く含み、ジューシーで柔らかな食感に仕上がります。
コンフィは保存性も高くなる
瓶詰めやジップ袋などに入れ、容器ごと加熱することで、容器の殺菌消毒も同時に行えます。容器が消毒されることで食材の持ちもよくなります。
コンフィ作りに便利な容器
今、私は出来るだけゴミになりにくい素材を選ぶようにしています。
保存容器はガラス瓶のweckとシリコン素材のスタッシャーを愛用しています。この2つを使うようになってからラップの使用頻度がかなり減り、ジップタイプの袋の利用は無くなりました。少しずつ環境のことを考えて、使うものを選びたいなと考えています。
匂いうつりしないガラス保存瓶・weck
色々なサイズの瓶があり、スタッキングもできるので長年愛用している瓶です。蓋もガラスの蓋を被せるだけでも日常使いではOKですし、木製の蓋やシリコン蓋など選べるのも嬉しいです。今回はDECO型の500mlサイズ、シリコン蓋(Mサイズ)の組み合わせで作りました。
何度でも洗って使えるスタッシャー
スタッシャーの自立できるボウルタイプは低温調理や大同電鍋に使いやすいと思います。ボウルタイプはサイズ違いでスタッキングして収納できるのもいいなと思います。SSサイズは容量236mlなので、今回のレシピであれば半分量が入ります。Sサイズは容量473mlなので、ちょうど良いサイズです。
スタンドアップタイプは自立するので良いのだけれど、ミニサイズが828ml。今回の砂肝のコンフィを作るには大きすぎかな。鶏胸肉のコンフィとか豚塊肉のコンフィには良いと思います。私はスタンドアップ・ミディアムサイズを愛用してますが、サラダチキンやポテトサラダを電子レンジで作ったり、余った野菜を保存するのにとっても便利です。
砂肝のコンフィの作り方
材料
- 砂肝 1パック
- ローズマリー 1〜2枝
- にんにく 1かけ
- 自然塩 砂肝の重さに対して1%
- オリーブオイル 適量
下味をつける(20分から1晩)
- 砂肝の余分な水分をペーパータオルで拭き取ります。
- 砂肝を真ん中で切り、2分割します。
- カットした砂肝を瓶や加熱に耐えられる袋(ジップロックやスタッシャーなど)に入れます。
- 分量の塩を加えて、砂肝全体に塩をまぶします。
- 瓶の中にローズマリーと潰したニンニクを入れて蓋をし、冷蔵庫で20〜一晩置いて味を馴染ませます。
※ローズマリーとニンニクは後で加えても良いのですが、入れるの忘れてしまいそうなので、一緒に加えて冷蔵庫で休ませました。

オリーブオイルを注ぐ
- 冷蔵庫から取り出した瓶にオリーブオイルを注ぎます。素材が隠れるまでヒタヒタに注いでください。

加熱から保温(約2時間)
- 冷蔵庫から取り出した瓶に蓋をします。
- 大同電鍋にスチームプレートをセットします。
- スチームプレートの上に瓶を置きます。
- 50ml程(カップ1/4ぐらい)の水を外鍋に注ぎ、大同電鍋の蓋をしてスイッチをオンにします。
- 時間がくれば勝手に保温になります。約2時間置いたら完成です。
※一度加熱させることで瓶も殺菌消毒され、瓶全体の温度が上がります。


完成と保存
ローズマリーとニンニクが香る砂肝のコンフィの完成です。

食べきれなかった分は冷蔵庫で保管しましょう。再び食べる時には軽めに大同電鍋で加熱したり、湯煎で温めると美味しく頂けます。加熱しすぎないようにご注意を!
残ったオリーブオイルもとっても美味しいのでパンにつけたり、他の料理に使ってもgoodです。フライパンでオイルを再利用する時には、砂肝の水分が入るとバチバチと跳ねやすいのでご注意下さい。
大同電鍋の低温調理は簡単
大同電鍋で調理すれば火加減を気にしなくて良いので本当に簡単に作れます。タイマーがついていないので時間は気にしておいた方が良いです。気を抜くと、何時だったっけ?ってなります。
砂肝のコンフィは、軽いおつまみにもなりますし、余ってしまったらオイルごとパスタにしても美味しいです。砂肝も家計に優しいお安い値段なので、作り置きにとっても良い一品です。